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年上の部下との関係に悩んだら、 「ヨコの関係」思い出して。

年上の部下に悩むAさん。部下への期待のかけ方、伝え方がわからないようでした。

1~2歳上ならまだしも、10歳以上離れていると、どう関わっていいか考えてしまいますよね。何を言っても受け入れてもらえそうにない…そんな気になってしまっても仕方がありません。

こんな時は、アドラーの「ヨコの関係」の出番です。

アドラーは、19世紀生まれのユダヤ系オーストリア人心理学者。かつてはフロイトとともに研究していたのですが、決別して「個人心理学」を構築しました。

アドラー心理学には、「自分にコントロールできないことは、干渉しない」という原則があります。これは他人にどう思われるかと悩んでしまうような場面で、それは相手の課題であると切り離して考えるということです。

そして、この「すべての人間関係はヨコの関係である」という考え方。会社によくある部下と上司の上下関係は「タテ社会」、同期を「ヨコのつながり」などと言われますが、それと同じような意味合いです。

例えば「パワハラ」は、職務上の地位や人間関係などの「職場内での優位性」を背景に行われる行為で、タテの関係によって発生する問題ですよね。

大切なのは、年齢や役割、立場などに 惑わされないこと。

アドラーが提唱するのは、年上と年下、また上司と部下、先生と生徒であっても、上下関係は存在せず、対等であるということ。

この考えを利用すると、すっごく年上であっても、上司と部下であっても、親子でも、それは社会的な立場上での問題で、役割が違うだけに過ぎません。人と人は、あくまで対等です。

例えば、仕事で部下がミスをしたとき、また、子どもが何かいたずらをしたとき、その行為自体を指摘するのでなく、全人格を否定するような言い方で叱るのは、相手の尊厳をおとしめる行為なのでNGです。

また「よくできました」と褒める行為は、無意識のうちに上下関係を作り出し、相手のことを低く見ているので、こちらもNGとなります。

ただ、アドラーは上司と部下、親と子、先生と生徒という関係のマナーを軽視することを推奨しているわけではありません。その立場の違いはルールであると割り切って、感情をその関係の中に持ち込まないようにすることがポイントです。

人としては、ヨコの関係である。

その基本前提に立つと、声のかけ方やフィードバックの仕方が変わるのではないでしょうか。

まずは、上司として、その部下に
・どんなチームを作りたいのか
・部下(部下全般)にどうなって欲しいのか
・どのように貢献して欲しいのか

前述の年上の部下に悩むAさんには、部下に、それらの気持ちを話すことからはじめることをおススメしました。

役割の上下がある中でヨコの関係の意識を持つことは慣れない行動だと思います。
私には、簡単な行動でありませんでした。(今も)

やりにくいからと言って、そこから逃げていては、問題は解決しません。自分が相手より、「上」にいるか「下」にいるかという捉え方はしないで、自分が「前」に進めているかを常に意識するようにしてください。そして、まずは、自分の思いを伝えてみましょう。

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