株式会社マイインポータント

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1on1導入は4割!? その成功要因から学ぶこと。

7月に「人事白書2020」が発表されました。

毎年、企業へのアンケート結果がまとめられていますが、

今年は、3月から4月という時期の調査であることもあり
私も興味深く見ました。

 

その中で1on1ミーティングの導入状況の調査結果がありました。

導入されている企業は、何%だと思いますか?

なんと42.2%です。

 

正直、多いなぁ~ というのが私の感想です。

4割以上が導入していることになります。

 

特に100名以下の企業でも39.6%の企業が導入している
という結果に驚きました。

 

そもそも、
昨年までなかったこの項目が追加されていることからも
仕組みとして定着してきていることがうかがえます。

 

そして、
57.5%の企業が成果を
「上げている・どちらかといえば上げている」と答えています。

 

最近、
賛否両論の意見を聞きますから私としては、ホッとしています。

さらに、その成功要因のトップは「上司の傾聴力」42.4%でした。

 

 

 

成功要因はただひとつ、「話させること」。

 

傾聴については、このメルマガでも再三、お伝えしてきました。

 

私が支援する上司たちも

「手を止めて部下の話を聴く」
「最後まで遮らずに聴く」

といった基本的なことを実践するだけで確実に、
部下との信頼関係をアップさせています。

 

これらの一見、当たり前だとか、簡単だと思うことが
出来ていないから、部下との信頼関係が築けていけないのです。

 

一方で、
経営者や人事担当が気にするのは「上司のリーダーシップ力」です。

しかし、
1on1の成功要因の統計を見ると、こちらは、なんとたったの5.3%。

リーダーシップ力よりも、部下の話を遮らずに聴ける
上司の力があったからこそ、成功したと実感された方が多いという結果でした。

 

実は、この傾聴力、企業規模でも違いがありました。

 

大企業では、55%が重要視していて

100人以下の企業では、30%とがくんと下がっていました。

 

その代わりに、100人以下の企業で特に大切にされているのが

「心理的安全性」で32.5%と傾聴力よりも高くなっています。

 

「心理的安全性」とは、従業員が安心して、自分の考えを自由に発言したり
行動に移したりできる環境のこと。

 

2015年に米グーグル社が、
「心理的安全性は成功するチームの構築に最も重要なものである」
と発表したことで注目を集めているワードです。

 

これは、社内で人との距離が近くて聴いてもらえる環境がなければ
そもそも成り立たないのだと考えます。

 

昔、コーチングスクールで教えている時、

「なぜ傾聴が大切かわからない」

との質問をいただいたことがあります。

 

その時の私の答えは、
「聴くことに意味があるのではなく、話させることが大事なんです」。

 

上司の「傾聴力」と「心理的安全性」の大切なポイントは同じで
「部下に話させる」ことです。

 

そのために傾聴スキルが必要です。

 

そして、部下が話しやすい環境が必要です。

 

だから、1on1の成功には、

「部下がどれだけ沢山話し、どれだけ本音で話せるか」
だと私は、考えています。

 

部下がどれだけ話をしているか?
是非一度、確認してみてください。